ロングショートの日本株ブログ

サラリーマン投資家です。短中期の時間軸でロングショートの株式投資ブログです。日経平均や個別銘柄の投資戦略や銘柄分析を記載していきます。

【日経平均】2019年振り返りと目先の展望

あけましておめでとうございます。

今年はもう少しブログもしっかりやりたいと思います。本当は去年の年末に書こうと思っていた記事でしたが、データの収集や考察をしている間に年越ししていました。

 

今回は日経平均です。中小型の個別株は日経と連動しないとはいえ、日本株の地合いを推し量るに最も重要な指標です。また、日経が安定しなければ中小型株の上昇もないので全く無視するわけにはいきません。定期的に振り返りと目先展望を記載していこうと思います。

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日経の日足チャートです。2019年は大発会が年初来安値でした。日経ETF買いなら大発会の寄り付きに買って年末の大納会終値まで寝ていれば何と+20.3%の成績でした。

2018年の株価調整があったため、2019年年初の発射台は相当低い位置にあった事が大きな要因の一つだと思います。

 

 10月以降の後半戦、日経平均が強かった理由を考察します。

 

①需給要因

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 日経平均の週足終値とネットの裁定買い残を示しています。6月あたりからネットの買い残はマイナスに転じ8月末に「陰の極み」状態となります。原因に米中の関税問題やISM景況感指数のマインド悪化など様々ありましたが長くなるので割愛します。

8月末時点で最大となった裁定売り残ですが、実際の株価は売り崩せなかったため、反転となりました。さらに、2019年の後半戦は東証一部の売買代金2兆円割れが非常に多く先物主導の影響が特に色濃く出たと考えられます。

 

②為替要因

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日経平均が上昇トレンドにあった1月から4月、9月から12月は日経平均ドル円相場に明確な相関性が見られました。しかし、レンジ相場であった5月から8月では相関が全く見られませんでした。つまりこの上げ潮の時期に旬な銘柄で上手く乗れるかが年率パフォーマンスに大きく影響してくると思います。

 

 ③海外投資家の売買動向

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9月まで大幅売り越しだった海外投資家が10月から4か月連続で買い越し、累計で2兆2000億円程度買い越しして年末を迎えました。

 

以上を非常に端的にまとめると、9月以降アメリカのリセッション懸念が先送りされる形でリスク後退となり極端に売りポジションに偏った歪んだ需給の寄り戻しとリスク後退による円安が重なり、買った主体は海外勢だったといった感じです。

 

目先、3か月の展望

日経平均は昨年24000円付近を高値とした2000円幅程度のレンジ(若干の下目線)推移となると予想。

 

①海外勢の買い

ここ数年どの時期でも2兆円を超えると買いが止まっています。今回も2兆円まで買い越してきました。これ以上買わせるには相当な材料がないと買えないと思います。

 

②足元のファンダメンタル

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下方修正が多かったため日経平均のEPSは1000円ほど下落したにも関わらず、需給要因の関係から大幅高しました。これ以上の上昇には少々ファンダメンタル的な要素が必要かと思います。 

年末までの予想には無理があるので止めておきます。四半期程度であれば予想する意味もありますし、相場の雰囲気を理解するには非常に良い勉強になると思うので、3か月後に次回の展望を考察してみたいと思います。

 

 

 


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