ロングショートの日本株ブログ

サラリーマン投資家です。短中期の時間軸でロングショートの株式投資ブログです。日経平均や個別銘柄の投資戦略や銘柄分析を記載していきます。

【3668】コロプラ

何の優位性もない地銀が吹き上げたり、シクリカル系の銘柄が上がって今更買う理由もないのでショート目線でばかり見てしまうのは良くないですね。

今日もショート銘柄です。ロングショートと言ってますが、私の場合はロングポジションのヘッジのショートポジションというやり方ではないです。足元のファンダメンタルと需給状況を見て、あらかじめショート候補に入れてある銘柄の中からタイミングを図ってショートしています。

今回はコロプラです。

 

【事業内容】

 スマートフォン向けネイティブアプリが主力事業。数年前まではブルーオーシャンでしたが、現在は完全にレッドオーシャン市場ですね。数年前に通用したセルランで上位なら株価もガンガン上みたいな単純な戦略はもう通用しないと思います。

直近の提出会社の従業員の平均勤続年数2.6年とかなり離職が多いですね。若い会社なのでこのような数字になるというのもあるとは思いますが、こういった部分はブラック企業指数として一応チェックしています。

経営課題として「収益力の向上を目指し、売上高営業利益率などを意識している」とありますが、売上、利益ともに2016年1Qから右肩下がり傾向で下げ止まっていません。

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【会社予想】

2018年9月期は通期の会社予想を出していましたが、2019年9月期は業績予想の開示はありません。

理由は「当社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、当社グループの業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、業績予想の開示をいたしません」との事です。

これはフロービジネスを主体に行っている会社としては致命的な弱点だと思います。自社で作った新商品がどれだけ売れるか、過去に発売した自社商品がどういったトレンドでどれだけ継続して売れるか、これが全く分からないと言っているのです。短期的な変化が大きすぎて自社商品の売上が全く予想できない市場で長期的に生き残る事は非常に困難を極めると思います。

 

【投資戦略】

記事を書きながら思った事ですが、投資戦略なんておこがましいですね。型にはめてやりたいタイプなので最初の記事のフォーマットを踏襲してきましたが少し後悔しています。

コロプラは事業環境的に厳しい状況に追い込まれているのは明白で、生き残るには手持ちの潤沢にある現金を新しい事業に投資し生まれ変わらなければ座して死すのみです。ただ、材料が出ると株価が噴く習性があるのは知っていました。ファンダに基づく材料ではないため打ち上げ花火はすぐに終了します。ですので、この噴き値で何度もショートしています。

今回は私の中での天井シグナルが出たためショートし、さらに持ち越して利を伸ばす作戦をとりました。現在もショートポジション継続中です。

 これは9月12日の5分足チャートです。

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後場寄りに異常な出来高を伴って5分間だけ上昇し、その後ほとんどリバがなく引けました。きっかけはドラクエウォークの正式リリースです。コロプラはこのネタで何度も担がれています。Twitterでも比較的有名であろうアカウントが次々とドラクエウォークについて言及し、天井シグナルが次々と出ていました。私はこのような出来高が急増し動きが早い時は1分足と5分足を交互に確認し崩れ具合をチェックしています。12時15分くらいから寄り前の板状況をリアルタイムで確認していましたし、寄ってからは12時40分くらいまで値動きの反応を確認していました。12時40分くらいまでに崩れ出したと判断し、即座にショートポジションを構築しました。

9月12日の出来高は異常に高いものでストップ高してもおかしくなかったのに結果として崩れました。この現象は過去にも見られており、絶好のチャンスが来たと直感的に思いました。

これは日足チャートになります。

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一言で言ってしまえばファンダが伴っていませんスクエニとの利益按分も良く分かりません。下手をすると外注委託費と保守メンテナンス料しかもらえない可能性まであります。13日の場中でセルランが1位になったにもかかわらず無風だったのに、今後セルラン1位継続で暴騰するのかも分かりません。モルガンスタンレークレディスイスのショートがあっても騰がるときは騰がります。細かい部分を話し出すとキリがないので止めておきます。

ただ、あれだけの出来高があって上昇できなかったのですから、それがマーケットの下した判断なのです。コロプラに関しては9月12日の後場寄りで完全に勝負がついたと思います。

9月13日もとてつもない出来高を伴って大陰線で終了でした。

 


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