【7150】島根銀行
デイトレや短期のショートは結構やっています。ショート銘柄の選定方法はいくつかあるのですが、今回はそのうちの1つに該当した島根銀行をデイトレでショートしました。
【事業内容】
鳥取、島根地盤の地方銀行。銀行、しかも地銀という時点で何か特筆すべきビジネスモデルはありません。
ただ、今の銀行業、特に地銀には猛烈な向かい風が吹いています。マイナス金利政策です。 もともと手数料ビジネスなどに頼っている地銀は収益力が非常に弱いため、日銀のマイナス金利政策が導入されて以降、地銀の株価は全て下落しています。
【会社予想】
2018年以降、ジリ貧傾向が続いており、9月6日に黒字予想から一転し赤字予想、配当予想も無配の修正を出してきました。それと同時に、SBIとの間に資本業務提携を行う事を発表したのです。
実は上記の会社からの発表の前に、9月6日の14:50に島根銀行とSBIの提携記事が日経に掲載され、この材料がきっかけとなり、引け間際にかけて猛烈に買われストップ高付近で引けました。地銀はほとんど負けないショート候補として毎日チェックしているので、この異常な値動きはすぐに察知することが出来ました。
【投資戦略】
非常に単純な戦略ですが、ファンダメンタルの伴わない資本業務提携による大幅高は打ち上げ花火になることがほとんどであるため、ショートするには非常に相性が良いのです。ただし、どこまで花火が上がっていくかはわかりません。その辺を理解してデイトレでロングをしても良いかもしれませんが、サラリーマンなので場中の値動きをずっと追えないため難易度が高いです。下げだすとあっという間なので、下げが確定的となった時点でショートすれば良いのです。
今回は9:15付近が天井でした。個人的には10:00くらいまでは持つかな?と勝手に予想していましたが、想像以上に弱い材料だったようで開始15分で花火は打ち止めになったようです。チャートを確認した時には5分足で陰線を連発していたので、その場で成り行きでショートして前場で利確しました。
地銀のPBRが低いからといってバリュー投資的な感じでロングするのは今はやめた方が良いと思います。大量のリストラ、店舗閉鎖による大減損、マイナス金利の解消くらいの材料が出てきたらロング目線で少し考えてみようと思います。(それでも多分買わないと思いますが笑)